最新理論!整骨院に必要なロゴマークは時期に変化する?
ロゴマークデザインは必要か?整骨院事例を交えて考察したいと思います。
BeforeAfter
弊社では整骨院に限らずロゴマークは必要ですか?効果ありますか?とよく質問されます。
ロゴマークデザインはどのような業種であっても重要ですが、とりわけ過当競争に突入している業界においては必須ではないかと思います。しかし整骨院の場合にはロゴマークは必要だと言ってもその時々で必要な意味合いが変わってきます。これは最新の整骨院事情による新しい考え方です。
整骨院は地域のニーズを見極め専門性を模索しなければならない
ここ数年、整骨院は保険から自費診療への移行を余儀なくされています。
保険を中心とした整骨院のビジネスモデルと自費診療をメインとしたビジネスは全く別物と言わざるを得ません(マーケティングの観点から)。
そこで開院したばかりの整骨院はまず地域のニーズを見極める為にさまざまなテストが必要となります。そして数年の間はテストを繰り返してその地域の傾向をしっかり見つけ出す必要があります。
整骨院にとってロゴマークは個性ですから例えば専門性を確定した後なら描きやすいのですが、まだどの方向へいくのかを模索しているタイミングではロゴマークのコンセプトを決めにくい部分があります。
開院時にロゴマークが果たす役割とは?
上記のような事情を考えると専門特化したリニューアルのタイミングでロゴマークを作成するというのが理想ではありますが、では開業のタイミングでロゴマークがないとどのような障害があるか?について解説します。
開業時はとにかく知名度がなく、自宅から近いなどの理由が最大の武器となっている時期ですので看板などが唯一のPRツールと言えます。
その看板で人々の記憶に残るかどうか?はインパクトや好感を与えたなどの何か特別な発信力の上で成立します。個性なしの書体だけで感じさせるのは困難です。
そこでロゴマークなどは重要なアイテムとなる訳です。
要するに開院時のロゴマークはどうしたらいい?
整骨院が選ぶ道は二つです。
①ロゴマークを作る(症状やターゲットなどが変化する可能性のあるものをモチーフにせず手技・マインドなど変わらないものをロゴデザイン化する。)
②イメージマークを使用する。
ロゴマークってないよりもあった方がデザインの見栄えがいい!程度の考え方で四葉のクローバーなどオーソドックスなマークにする。実際ロゴマークはそんな単純な問題ではないのですが、この考え方ではマークのクオリティよりも全体のプロデュース力、カラーリングが重要ですので十分効果を狙えます。
ロゴマークで専門性をブランディング
ここでは①の本来のロゴマーク制作について掘り下げて解説します。
ロゴマークとは決まったデザインがあってそこから選ぶようなものではなく、ご自身がこれから、または今から行っていきたいサービスを小さなマークに表現し出来たものです。
Before
After
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After
私達はロゴマークを作る時に、院長が目指したい治療所の姿、または他にはない特長、お人柄や趣味など総合的にヒアリングさせていただいた上でデザイン表現します。
このヒアリングは1時間以上に及びますし、ロゴマークを作っていくにはデザイナーの考える時間や打ち合わせ時間を含めると1ヶ月近くかかる場合もあります。
実はこのようなやり取りこそが「ロゴマークで効果を出す」本質ではないかと思います。
私達との打ち合わせの中で、「こうやって客観的に自分の技術のことを考えたことがなかった」、「こんな部分に特長があったのか」とおっしゃる院長が非常に多い印象です。
このような工程がとても重要なのではないかと私達は考えています。
今は競争のない業界などなく、努力していてもなかなか報われない時代です。
その中で顧客に選ばれる為には誰にも負けない分野を持つことです。
これでやっていこう!と思えるものがはっきりしていて、それを研究している治療所には自然と人が集まってくるのではないでしょうか。
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After