事業承継時の医院リニューアルのポイント
看板デザインを大きくリニューアルする理由はさまざまですが、例えば事業承継などの世代交代を伴うケースが結構あります。
医院を事業承継すると名称が変わる場合は当然リニューアルの必要がありますが、そのままの院名で続ける場合でも当然新院長の方針もあるでしょうし、場合によってはメインの診療科そのものが変わってしまう事も多いのでほとんどの場合看板のリニューアルを行います。
このように各医院の状況によってそれぞれやり方が変わってくる点が事業継承に伴う看板リニューアルの特長と言えます。
事業承継後にどのような運営をしていきたいのか?
事業継承後の看板リニューアルには戦略が必要です。
例えば患者さんに根付いた過去のイメージを払拭する必要性がある場合、逆に地元で昔から有名な医院でありそのイメージが変わることがマイナスになる場合などそれぞれの条件によっては作る看板そのものが変わってしまいます。
看板を変えると簡単にイメージチェンジ出来るイメージですが、どうイメージチェンジするのか?という戦略なしでデザインは出来ないというのが私たちの考え方です。
経年劣化している建物外観をどうするのか?
事業継承された医院は業歴が相応にあるケースがほとんどですから医院の外観(建物など)が概ね経年劣化しています。
それらはそのままでも看板を変えればイメージチェンジはしますが、やはりこれから長く続けていくにはいずれどこかのタイミングで建物そのものにも手を加えていく必要があるかと思います。それであればやはりこのタイミングで、ある程度外観そのものもリニューアルしてしまうことをお勧めします。
事業承継の戦略からは外さずに医院などをリノベーション(新しい価値を生み出す)することは十分可能です。
イメージを残したいなら外形を変えない
例えばこれまでのイメージを残しつつ変わった感も出したい場合は建物の外形そのものを変えずに残し、ポイントとなるサインにしっかり個性を出す方法が有効です。
こちらの事例のように建物壁面を元と同じテイストの色に塗装し概ねのイメージはそのまま残しつつもロゴマークなどでしっかり個性を出して新しく変わったというイメージも伝わるようになっています。
このように看板を含めた外観デザインはどのように伝えたいかをしっかり考え、それを正確に伝えられるデザイナーなどに依頼するのがコツです。
Before
After