歯科はコンビニよりも多いという事実は聞いたことがあると思いますが、
現実に歯科がコンビニよりも多いと実感している人は少ないのではないでしょうか?
なぜそのように感じているのか?私たちが日々研究している店舗外観の観点から解説したいと思います。
事実として歯科はコンビニの約1.27倍ある
私たちは歯科医院様と接する機会が多いので
皆様のお話を聞いている限り実感値としても、
また発表されている事実としても歯科は
2007年の時点で約70,000件あることは
間違いないようです。
一方コンビニの数が発表されている約55,000件とすると
確実に1.2倍は歯科の方が多いという事になります。
コンビニの方が多いと感じる理由その1
しかし私たちのように歯科医院に普段から接している人以外の人に
歯科医院はコンビニより多いというお話をすると
たいてい「そうらしいね」とは言うものの
多いなとは思うけどそこまで多いかな?と
思っている人がほとんどです。
第一の理由はコンビニと歯科では消費者の意識レベルに差があるからです。
コンビニは多くの人にとって自分に関係のある店舗です。
しかし歯科は多くの人にとって今自分に必要な店舗ではありません。
この意識しているかどうか?(今必要かどうか?)で実感値は変わりますので、
多くの人にとって自分に関係がある(アンテナを立てている)コンビニと
歯が痛い人など以外の多くの人には今のところ関係のない歯科では差が出てしまうのです。
コンビニの方が多いと感じる理由その2
またこのように意識レベルがそもそも違うことに加えて多くの歯科医院で
コンビニレベルの優れた外観になっていないというもう一つの理由があります。
私たちは10年間外観・看板の研究をしてきましたが、
コンビニは店舗の外観セオリーをしっかりおさえています。
実際自分が毎日通行する道沿いのコンビニは全て把握できている人が
多いのではないでしょうか?
コンビニ店舗のほとんどが間口いっぱいを使って外観から
スペースを分かりやすく示しています。
シンプルですがこれは店舗にとっての外観の基本原則なのです。
しかし歯科医院の場合でスペーシングを明確に行っているところは非常に少ないです。
歯科はコンビニのように衝動的に来店されるような業種ではないのですが、
この原則を守ることによって大きな差が出ます。
参考:近隣がライバルだらけのコンビニの外観工夫は歯科医院でも活かせる→→→
歯科がコンビニよりも多いと実感できない理由のその2は
外観の工夫という点においてコンビニの方が勝っている為です。
コンビニはほとんどの店舗で人々に認知されていますが、
歯科の場合その存在をしっかり認知される為の工夫が出来ていない事が
多くこれも大きな原因となっています。
まとめ
現代社会において消費者は毎日多くの情報にふれており
毎日通りすがる店舗であっても自分が意識している、要するに
自分にとって関心のある店舗以外はあまり認知していません。
また歯科はコンビニと比べてまだまだ外観の作り方に改善点が多い為、
よりコンビニとの認知度に差が出ている。
以上、歯科は実際にはコンビニよりも多いのに
消費者はそのように感じない理由をまとめてみました。
コンビニのように外観セオリーをおさえた歯科医院の外観事例は
歯科専門ページでご紹介していますので、合わせて是非ご覧ください↓↓↓