歯科医院の外観デザイン事例のご紹介です。
人通りが多い大通り沿い歯科医院の特長
人通りがあり通いやすい立地条件は何物にも変え難い歯科医院運営の大きなポイントかと思います。
歯科医院の場合は継続性を意識して患者さんは歯科を選択しますので、自宅から駅までの導線上にある事が、場合によってはドクターの腕をも上回る優先順位に成りえます。それだけに立地の良い歯科を開業する際、かなり看板制作にも気合が入ります。
例えばこちらのような好事例を参考に立地の良い歯科がどのような事に気を付けるべきか解説したいと思います。
Before
After
この歯科医院様の場合は移転開業です。こちらの歯科医院様は要点をしっかりおさえとてもバランスの良い方法を選択されていますが、一般的には移転などで現状よりも好立地になる場合は少し気合が入り過ぎて、さまざまな欲が出てしまい結果、思うような成果があげられないというパターンに陥りがちです。
立地が良さを生かそうとして失敗する歯科看板
視認性が高く人通りがある立地の場合、例えば向こう側の道路からの目線や、遠くからの目線など色んな角度の目線から無限の可能性を感じてしまいます。
しかし実際にターゲットになるかどうかは冷静に考える必要があります。遠ければ通りほど大きなサインが必要で伝えるメッセージも少ない言葉になります。
○○歯科、もしくは“歯科”だけを伝えるという事になります。歯科そのものが珍しい訳ではない現代社会においては遠くの人に存在を知らせるだけでは集患に繋がりません。
また大きな通りであればあるほど、向かい側とこちら側では通行している人たちが全く違う人達だという認識が必要です。向かい側に行くというのは結構ハードルが高くよっぽどのことがない限り、あちら側には行きません。
飲食店などでは顕著に現れる現象であり、歯科などクリニックの場合は技術に差があればこのようなハードルは越えやすい業種ではあります。しかし消費者の心理的にはこのようなハードルがある事を知り予算配分を間違えないようにしたいところです。
Before
After
立地の良さを最大に活かして成功する歯科医院の秘訣
立地が良いからと言って原則から外れてはいけません。
歯科のターゲットは駅と自院の延長線上にある通いやすい顧客です。ここを押さえないと集患出来ません。
一番のターゲットは遠くの消費者ではなく、歯科医院の前を歩く人達です。この人たちを確実に取り組むことが最も有効的なマーケティングです。
無意識のターゲットが思わず見てしまい、好感を持つように外観そのものをデザインすることをお勧めします。
遠くの目線を狙うとどうしてもデザインが大雑把になってきます。結局来る可能性が低い消費者にいくら“歯科”というメッセージを伝えても来院という結果には結び付きません。原理原則に従って最も確実な消費者に主眼をおいた看板戦略を立てるのが成功の秘訣です。
Before
After