新発想看板手段「第一印象リフォーム」とは?
弊社では建物そのものを「看板」だと見立てた外観・看板デザインに特徴があります。
看板の目的を「集客」に合わせ、目的が達成される為に最も重要なことを追求して研究した結果、辿り着いたのが 「看板」を一つのパーツとして考えずに、外観全体として捉える「第一印象リフォーム」です。
その考え方に行き着くまでにさまざまな経験をさせていただきましたが、今回はその中の一つのエピソードをご紹介したいと思います。
新看板理論「第一印象リフォーム」が生まれたエピソード
まだまだ実績が少なかった創業当時、袖看板、スタンド看板などの単品(1つの商品)のご相談中心でした。もちろん1つ1つのご要望に対して全力でお応えしていた訳ですが、徐々にこの1つの看板が及ぼす影響は限定的だと思うようになりました。
例えば垂直面に人が流れていく中で、通行人の目に入りやすいスタンド看板を作成することは有効ですが、そのスタンド看板がどれだけ魅力的でインパクトがあっても、その看板が示しているお店の入口が全く違うイメージだったり、印象が悪かったりすると、結局来店には繋がりません。そうすると看板を作る目的である「来店・来院」は果たされていないことになります。
看板デザインでしっかり惹きつけたなら、そのお店や医院の入口までもが同じイメージでデザインされていて、好感を持てるデザインであるからこそ、来店・来院まで繋がってくるのです。
Before
Afterお客様は第一印象で選ぶのですから、外からみた姿は全てが第一印象を形成していますし、そうなると建物の外観や入口などまで「看板」だと考えなければいけません。
新看板理論でお客様を怒らせたこともあった
ただ当時は看板デザインと外観などの全体デザインとが連動しているということをほとんどの人に理解して貰えなかった為、看板のご相談なのに看板というよりも外観イメージの悪さが問題であることを指摘したところ「そんなこと依頼したのではない!」とお客様の気分を損ねてしまったこともありました。
お客様が言う通りのものを言われたようにデザインしたり、製作した方がいいのかなーと心が折れそうな時期もありましたが、あるご相談をきっかけに全く迷うことなく今のスタンスを貫くことに決めました。
お客様のことを考えたら自分たちの看板理論を貫くしかない
あるお客様からのご依頼で看板を作る話で進んでいたのですが、どうしても内装照明の色が気になりました。その照明の色が外に漏れていて外観の印象を崩していたので、看板を作ってもその印象のせいでお客様は来店しないと確信しました。
我々としては看板を作るのが仕事で内装の照明は関係なかったのですが、どうしても我慢できず「看板はやめて照明を変えてください」とアドバイスしてしまいました。
これでこの看板の仕事はなくなってしまったのですが、やっぱり自分達は嘘をつけないし、このような判断が出来るのは特殊能力なのだからきっといつか必要とされる日がくる!と変にすっきりした瞬間でした。
この出来事をきっかけに顧客の本質的な目的を徹底的に追求していくと、徐々にテコ入れする範囲が広がっていきました。
新看板理論「第一印象リフォーム」は予想以上の効果を出します
1つの看板だけをデザイン・製作していた時よりもお客様の負担額は当然大きくなっていますが、実のところお客様の満足度の高さは、お客様のご注文額に比例しています。つまりテコ入れ規模が大きくなれば、出る結果も大きくなります。
つまり費用対効果が高いという事です。
全ての仕事がそうとは言いませんが、これまでの統計からこれは間違いのない事実です。やるなら徹底的にやらないと効果もそれなりにしかならないという事です。
もちろん無駄に費用をかけてしまうと費用対効果が悪くなりますので、結果に見合った投資が必要かと思います。
建物そのものがお店や医院の第一印象であり、お客様と集める為の「看板」だと捉えてテコ入れすればきっと予想以上の効果が生まれることでしょう。