建物に設置される看板の一つで、壁面看板と分類されるものがあります。
壁面看板とはどんなもので、どういうタイプの看板が使われ、どんな種類があるのでしょうか。詳しく解説しました。
壁面看板とは?
壁面看板とは、読んで字のごとく建物の壁面に設置する看板にことを指します。
主に、その建物や建物に入居しているテナント、店舗が「何か」を明確にすることに多く使われます。まれに、近所の店舗などの宣伝のために、場所だけ貸されて広告として掲示されることもあります。
人通りの多い場所であれば、広告効果も発揮される看板で、街を歩くとたくさんの壁面看板に出会います。
壁面看板のタイプ
壁面看板には、次のようなものがあります。主に看板の設置方法や見せ方によって分類されたものになります。
※これら看板のタイプを紹介したあと、さらにどんな種類(名称)の看板が壁面看板に使われるかを解説します。
- パネル式の看板(ライトなし)
- パネル式の外照式看板
- 内照式看板
厳格には、いろいろとありますが、壁面に看板を設置する場合は、これらの種類があるということになります。
ざっくりタイプで分類すると平看板と箱形
ざっくりと説明すると、壁面に取り付ける看板が、さまざまな素材を使った平坦なパネルを取り付けるタイプと、箱形の看板を取り付けるタイプの2種類があります。
そしてその壁面の看板に、ライトを当てる場合に外側からライトを当てる外照式と、ボックス型の看板の中でライトが光る内照式があることになります。
以下解説していきます。
パネル式の看板(ライトなし)
パネル式の看板とは、壁面にパネルを取り付けるタイプの看板です。
多くが、建物の壁に直接貼り付けるのはではなくて、下地となるフレームを設置し、その上にアルポリプレート看板やアクリル看板などを取り付けることが多いです。場合によっては、直接プレートを貼るケースもあります。
今はほとんどありませんが、ひと昔前まではブリキで作られたブリキ看板もこのパネル式の一例になります。
例えば、次のような看板です。
パネル式の外照式看板
外照式看板は、外側からライトを照射するタイプの看板です。パネル式の看板にライトを照射する形で使われます。
次のようなものが例としてあげられます。
内照式看板
内照式の看板とは、平型のプレートタイプの看板に対して、中に空間を作って蛍光灯やLEDライト等で中から照らすようなボックス型の箱形になっている看板を指しています。
次のような看板です。
【参考】こちらの事例は、シャッターボックスの周りを囲ったタイプで、弊社のオリジナルな看板です。シャッターボックスを傷つけずに、看板化した独自の手法となります。
ここからは、さらに壁面看板で使われる看板の種類(名称)について一つずつ解説して参ります。
壁面看板に使われる看板の種類
壁面看板に使われる看板は、主に次のものです。
- プレート看板
- 銘板式看板
- ファサード看板
- 文字看板
これらがあります。ひとつひとつ簡単に解説して参ります。
プレート看板とは?
プレート看板(平看板)とは、さまざまな素材で出来た板に、印刷したシートを取り付ける、もっとも簡単な看板のひとつです。
さきほど出した看板のタイプでいけば、パネル看板に分類されるものです。
プレート看板を作る素材の種類
プレート看板の素材としてよく使われる素材は、以下の素材で作られることが多いです。
- アルミ複合板
- アクリル板
アルミ複合板は、低発砲ポリエチレンをアルミ板で挟み込んでつくられた板で、軽くて反りにくいため看板として非常に重宝される素材です。
また、アクリル板は、看板の素材としては長く使われ続けていて、比較的安価でさまざまな色のものがあることが特徴です。
プレート看板の例は次のようなものです。
プレート看板の価格
プレート看板の価格は、素材と印刷内容、大きさによって価格が変わります。また、デザインをしっかりと作りこむ場合は、デザイン費がかかりますし、看板の制作費のほかに取り付け工事費=施工費が必要になります。
既製品のものでしたら、それなりに安価ですし、オーダーメードだとかなり価格は上がってきます。
※価格の事例については、詳細はこちらをご覧ください。
参照:看板の価格はいくら?工事費用、製作の値段、デザインの料金トータルで算出します
プレート看板製作はどうする?
プレート看板の多くが、インクジェット印刷機で印刷されます。既製品のようなものも多くあります。ですが、店舗などで使う場合は基本的にはデザインをすることが多いです。
また、よくネット通販で製品だけ販売しているケースもありますが、看板は屋外に置くことが多いので、きちんとした屋外広告の免許を持った業者に適切に工事してもらうことが重要です。
なので、基本的には看板業者による制作と取り付けセットで考えることが大切と考えます。
プレート看板のデザイン
プレート看板のデザインは、「どこに」「どんな目的」で設置するのか、ここから逆算して考えないといけません。
そもそも外観全体が、目的から逆算してデザインされるので、基本的にはプレート看板はその全体のデザインの中で何を担うかで、内容が決まってきます。
素材や印刷も、目的に合わせてデザインすることが重要になります。
単に紙面上のデザインと違って、屋外という広い場所で設置されると看板がどう見えるのかというのは、独特のものです。なので、それなりに経験のあるデザイナーでなければ適切にデザインすることはできません。
銘板式看板
銘板式看板とは、主に建物の前に設置される表札のような看板のことを指します。マンションエントランス付近にマンション名が記されていたり、ビルや店舗に会社や店の名前などが記されることが多いです。
以前は、錆に強いステンレスや真鍮などの金属性のものがメインで、重みのある雰囲気を醸し出しているものが主流でした。
ただし、近年は、切り文字銘板や透明アクリル銘板などさまざまなものもあります。
こんな事例があります。
ファサード看板とは
ファサード看板とは、建物の正面の看板という意味で、店舗の入り口の上部に取り付ける横長の看板を指しています。
ファサード看板は、店舗の印象を決めるものなので非常に重要な役割を果たします。
そのため先ほど出てきた外照式でライトアップしたり、さまざまな工法を活用して目の前を通る人に対して目を引く取り組みをしていきます。
ファサード看板は外観のかなめのひとつ
従って、ファサード看板にはさまざまな看板工法が使われることになります。弊社では、このファサード部分を最大限の広さを取りデザインの注力することを、外観リニューアルのひとつの手法と捉えています。
そして、看板で集客する技術として独自の理論を打ち立てています。詳しくは、次の記事をご参照ください。
参照:街にあふれる駅広告や野立て看板などの屋外広告や店舗看板って、本当に宣伝に効果があるものなの?
※顔となる看板とはこのような看板です。
※事例のように、看板にさまざまな工法を活用しています。
ファサード看板の価格
ファサード看板の価格は、工法によってかなり価格が変わってきます。また、当然ですが、どのくらいの大きさになるかで価格は変わります。
そしてなにより、弊社でおススメしているのは、単にファサード看板を変えるだけというよりは、壁面やガラス面など、使える場所を最大限使って、適切に通りがかる人へPRすることです。
ただ、いくら効果的とはいえ、いくらでも看板に掛ければよいというものではありません。かけてよい適切な投資価格というのがあります。
このあたりのことを詳しく解説したページがありますので、次のページをご覧ください。
看板で効果だそうと思うといくらかかるの?そして、どんな実績があるの?などなど、より詳しい情報についてお知りになりたい方は、こちらから無料で価格表&実績をダウンロードできます。ぜひご利用ください。
文字を使った看板
引用元:https://cuvic.com/magazine/2693.html
看板は、文字を直接壁面に張り付けて使うこともよくあります。この文字を使った看板にはいろいろな種類があります。
どんな文字の種類があるか簡単にまとめます。
切り文字看板
切り文字看板とは、さまざまな素材の板を文字の形に切り取って、壁等に貼り付けて看板として使用するものです。
切り文字には、アクリルのものと、ステンレスのものがあります。
立体文字
立体文字看板は、立体的な文字のことです。代表的な文字に、箱文字やカルプ文字などがあります。
切り文字は、薄いですがいくら薄いとはいえ、素材を文字に切り取っている以上、立体なので厳密には立体文字と言ってもよいかもしれません。
カルプ文字に似た文字で、ABS文字という樹脂でできたものもあります。これは、カルプ文字に比べると重いですが、丈夫になります。
カルプ文字
カルプ文字とは、樹脂素材をアルミ複合板やアクリルなどの板で挟み込んで切って作った文字のことを指しています。軽量で比較的安価に使えるという特徴があります。
箱文字(チャンネル文字)
箱文字看板(チャンネル文字)は、板状の素材を立体的に組み合わせて文字としたものです。
素材に、ステンレスや銅、亜鉛やアクリルやウレタン樹脂などがあります。箱文字の中には空間があるので、LED照明を入れて内照式にできるのも大きな特徴です。
文字をどう活用するかは看板デザイナーの手腕
切り文字は平面ですが、壁から浮かせて陰影をつけます。立体文字はそもそも立体なので陰影があり、箱文字は中から光を照射できるといった違いがあります。
どういう雰囲気を出したいのかによって、デザインでどういう文字をどう活用するかが変わってきます。
デザイナーの腕の見せ所です。
特に、看板について詳しいデザイナーしか、細かく看板の種類を使い分けできないので、看板は看板デザイナーしかできないわけです。
さまざまな看板の種類や工法をどう活用するか
ここまで、さまざまな看板の種類は工法について詳しく解説してきました。看板と一言で言っても、いろいろな看板がありますし、どんな工法を使うかで全然違うものができることがご理解いただけたことと思います。
そして、当然価格も違えば、耐久性や特性も違います。
一番大切なことは、あなたが看板を使って何を得たいかということです。そして、どんな感じにしたいのか、しっかりとデザイナーに話してみてください。
看板デザイナーは、看板専門のデザイナーです。看板のことを細かいところまで熟知しております。
お客様の希望に合わせて、「得たい効果」や「表現したいことをデザインする」ために効果的な看板の種類や工法を活用して、よりよい看板をデザインします。
もし、古くなった店舗の外観をきれいにしたい、看板を変えて集客をしたい、しかも費用対効果を最大にしたいなど、思われる方はぜひお気軽にお問い合わせください。弊社はそんなあなたのベストパートナーです。
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