どの業態の店舗でも、開業される方は“看板”については考えた事もなかったという人が大半です。
予算を聞かれても一体いくらぐらいかかるのか?想像も出来ないとおっしゃる方が多いです。
看板の設置、リニューアルにかかる価格はいくら一体くらいかかるのでしょうか?
トータル価格の目安を示すとともに、業種や看板の種別、設置場所、素材などさまざまな要素を踏まえて、妥当な見積価格をわかりやすく解説します。
※価格について、相場がとにかく知りたい方はこのページ下部のこちらをご覧下さい。
- 看板の価格を構成する3つの要素
- トータルの看板価格の相場はいくら?
- 値段が安い看板はよいのか?激安看板の問題点
- 看板設置業者による価格の違い
- 看板は経費?広告としての費用対効果で選ぶ!
- 看板の適正な見積もり価格とは?
- どんな材料で作るかでも見積もり価格は大きく変わる
- デザインによって変わる看板の価格
- 業種別の看板価格の考え方
- サイズによって大きく変わる看板費用
- 用途で考える看板の料金
- 看板の価格を設置場所で考える
- 看板の工事とメンテナンス・修理にかかる費用について
- 看板の処分費用について
- 屋外広告(野立て看板、駅広告など)の価格について
- 社名変更の看板費用はいくら?
- 看板にかかる費用の科目はどう仕訳を計上する?
- 看板の価格を正確に知るには
看板の価格を構成する3つの要素
開業や外観のリニューアルなどで看板をつける場合、大きく分けて3つの費用はかかります。
- 看板面の原稿作成費
- 看板そのものの製作費
- 看板の取付け費
各工程をどのように考えるかによって費用は変わってきます。中でも①と②は大きく変動するところになります。
その中でも、最も変動が大きいのが②の看板製作費用になります。
1.原稿の作成、デザイン
看板を製作するためには、そもそもどんな看板にするかといった原稿が必要になります。
多くの看板屋さんは、看板職人さんがソフトを使って看板をデザインします。お客さまから要望を聞いて、ゴシック文字や明朝体などや写真やイラストなどと組み合わせて看板にします。
看板職人さんは、デザイナーではありません。通行人のイメージを喚起したり、どんな印象を与えるかなどを考えたデザインを作ることはできません。
あくまでも、看板の体裁を整えるための原稿を作るだけになります。従って、多くの看板屋さんはデザイン費をとらないところが多いです。
一方で、弊社のようなデザイン費を別途頂戴する看板屋は、専属のデザイナーがよりよい印象を与えたり、注目を浴びたりするために、マーケティング技術を駆使してデザインをします。
デザイン費の有無は、価格の差が看板のもたらす成果に直結することになります。
2.製作費・原材料
看板製作費用に最も影響を与えるのはサイズと材質です。店舗が大きくなればなるほど看板面も大きくなります。
次に材質です。材質の違いは耐久性の違いと解釈して差しつかえありません。
分かりやすいのは照明器具をLEDにするかしないかです。LEDは普通電球に比べて約2倍の費用がかかりますが、その変わり消費電力や耐久性が全然違います。
また看板の骨を木で製作するかアルミで製作するかで全然金額は違います。
比較的店舗の改装スピードが速い業種であれば、木などで製作してコストを抑えても良いかと思います。
医院など基本的には改装などを行わないのであれば、少し費用がかかったとしても長期的な視点でステンレスやアルミを使う方がコストパフォーマンスは高いでしょう。
素材や照明器具については、のちほどさまざまな観点で紹介していきます。
3.取り付け工事
看板は、工房で制作したものを店舗にもって来て取り付け工事をします。
工房から店頭まで運んできて、職人さんが取り付け工事するのにかかるのがこの工事費用です。
建物の状況によって、必要な工事は千差万別です。なので、現場によって取り付けの難易度は大きくかわります。
また、長持ちさせるためのさまざまな工夫をする場合、取り付け工事費用もそれなりにかかってくることになります。ただ、長期的にみた時にしっかりとした工事をすることは必要になります。
工法によって、見栄え等も大きく変わることになります。
トータルの看板価格の相場はいくら?
※より詳しい価格についてお知りになりたい方は、こちらから無料で価格表をダウンロードできます。ぜひご利用ください。
一般的な看板設置工事の場合、先ほどお伝えした通り大きく金額は上下します。
しかし、それではこの記事の意味もないと思いますので、目安を提示します。
これまでの現場経験を踏まえて考えると、目安としては15万円~30万円というのが看板工事の相場と言えます。
例えば、以下のように間口の上部にアルミ複合板を入れてインクジェットで印刷したシートを張り付け、ガラス面も同様にインクジェット印刷したシートを張り付けるだけのようなものです。
一方で、本来の看板の目的である、集客や集患、目立たせるなど課題を解決するために、外観含めてトータルで看板工事をする場合は、50万円~100万円くらいが相場となります。
値段が安い看板はよいのか?激安看板の問題点
同じ看板を作るなら、少しでも安く作りたい、そう思うのは自然な流れです。実際に、ネットを検索したり、町を歩いていると、必ず目につくのが「激安看板屋」です。
私も正直、全く同じ物を買うのであれば、少しでも安いほうを選ぶのが得策だと思っております。しかし、看板は、どこに頼んでも同じというものではありません。
なぜなら、頼む看板屋さんによって、作る看板もそこに掛ける時間も、そして金額も大きく異なってくるからです。
どんな看板を作るか、業者選びは、かなり重要な要素になってきます。
看板設置業者による価格の違い
というのも、同じ人が看板を作りたいと思っても、どの業者に頼むかで全く違うものになってしまうからです。
何が違うかというと、次のようなことが全然違ってきます。当然、これらが違えば、価格は変わってくるのは当然です。
- 看板の目的
- デザイン性
- 集客効果
- 顧客の希望の反映
- 耐久性
なので、さまざまな観点から考えて、トータルでもっともよい看板を選ぶ必要があります。
とすれば、それなりの看板製作ノウハウやリサーチ、ヒアリング、製作時間、クオリティの担保された素材などが必要になります。
従って、「激安」「安い」「安価」と謳うことは決してできない、それが私の考え方です。
これまで、さまざまな看板トラブルを見てきました。
安価な価格を追求した結果、不満足なデザインの看板、全然目立たない効果のない看板、イメージと違う看板、すぐに劣化する看板、曲がっている看板、さまざまなトラブルが実際に起こっています。
看板は経費?広告としての費用対効果で選ぶ!
看板の原稿制作は看板効果に影響を与えます。
看板を単なる表示でいいと考えるのであれば、文字通り原稿制作は、原稿を制作するだけなので費用は安く済みます(多くの看板屋さんが無料対応します)。
原稿を作成する人は、専用ソフトのオペレーションが出来れば大丈夫です。
また自分の中でイメージが固まっていて「こんな色の看板で文字はこのような書体で、ここにこの写真を!」などしっかり伝えられる場合はこちらも原稿作成という領域であり、オペレーターで可能ですのでそれほどお金はかかりません。
オペレーターとデザイナーは違う
もしデザイン性を重視する場合はオペレーターでは難しく専門技術をもったデザイナーの仕事になります。当然費用はぐんと跳ね上がります。
また1つのパーツを作る技術と外観ごとトータルプロデュース出来る技術は全然違います。
デザイナーと一言で言っても技術レベルも価格も全然違ってきます。
先述の通りこの分野は看板効果に影響を与える部分です。看板での集客が非常にポイントとなる業種であれば制作費は投資だと考えてどれだけ回収できる可能性があるのか?で看板予算を算出するべきでしょう。
逆に知る人ぞ知るというお店であれば看板での集客を必要としません。この場合は看板は費用ですから出来る限り自前で用意し、出来る限り費用は抑えることをお勧めします。
看板の適正な見積もり価格とは?
以上のように看板を「ある一面からのみ」見るのは危険です。
看板の費用は単に高い安いという視点で考えても良いのは、看板を費用だと考える場合です。逆に看板を投資だと考えられる立地の店舗であれば下記のようなシミュレーションをしてみて下さい。
投資回収年数は1年で、耐久性の高く10年以上使えるものであれば、とても大きな価値があるということになります。看板の適正な価格は皆さまの店舗の立地や客単価・リピート率などさまざまな要素から決まってくるという事です。
なので、単に見積もり費用という側面だけではなく効果からも適正価格を検討する必要があります。
弊社HPで具体的な金額も載せておりますので是非ご覧下さいませ!↓↓↓
ここからは、ここまでお伝えしたことをさらに詳しくまとめていきます。現在、看板制作を検討されている方は、ここから下の専門的な内容については、特に読まなくても大丈夫です。
上記の弊社HPの看板の具体的な費用についてのページをご覧ください。
どんな材料で作るかでも見積もり価格は大きく変わる
看板は当然のことながら、どんな素材でどんな仕様にするかで大きく金額は変わります。
先にもお伝えしましたので、少し考えてみるとおわかり頂けると思いますが、木製のものと、ステンレスのもの、アルミのものでは、当然原材料の価格が違います。
また、電飾看板にするのであれば、LEDを使うのか蛍光灯を使うのかでも変わってきます。このように、どんな素材でどういう看板を作るのかは見積もり価格を左右する大きな要素となります。
代表的な看板素材や看板の種類の一例をまとめます。
どんな種類にするか?
看板にはいろいろな種類がありますが、代表的な例をあげていきます。看板の種類としては、「どんな表現方法なのか」から分類して、大きくつぎの3つの種類があります。
- 電飾看板・電気看板
- パネル看板・平看板・アルポリ看板
- サイネージ看板
このうち、電触看板はさまざまに細かくわかれています。ネオン・内照式・外照式・電光看板などがあります。
一方で、どういう風に設置されるかという観点から分類して、大きくわけて次の5つの種類にわけられます。
- 自立看板
- 袖看板
- ウィンドウサイン・FIXサイン
- 壁面サイン
- 横断幕・垂れ幕看板、懸垂幕
自立看板も幅が広く、細かく種類がわかれています。例えば、ポールサインや野立て看板≒建植看板、エアー看板などがあります。
また、少し別の角度から見ますと、これらの多くの看板がファサード看板と言われて、外装に取り付ける看板を言います。この外装看板であるファサード看板に対して、スタンド看板という分類の方法もあります。
どんな素材で作るか?
上記のさまざまな種類の看板をさまざまな素材を使い、あるいは組み合わせて作ります。当然価格は大きく異なってきます。
看板に使われる代表的な素材を、使われる場面にわけて、まとめました。
パネルやボードなどで使われる素材
- 真鍮
- ステンレス
- アルミ複合板
- カルプ材
- FRP
- アクリル
- スチレンボード
- ウッドラックパネル
シートやメディアで使われる素材
- FFシート
- 塩ビフィルム
- カッティングシート
- ターポリン
枠やフレームで使われる素材
- 木材
- 鉄骨
- アルミ
- ステンレス
金属で作られた看板のほうが、他の素材に比べて強度が強く高級感が出ます。一方で、価格も他の素材に比べて高額になりがちです。
デザインによって変わる看板の価格
ここまでお伝えした通り、看板は素材によって大きく金額が変わりますが、どんな素材を使うのがよいかというのは、デザインによって決まります。
何でも金属製の強度の高い看板にするのがよいわけではなく、求める結果を得られやすいデザインに合わせて素材を選ぶ必要が出てきます。
では、看板のデザインを考えて時に、どんなデザインについて考えるべきなのか簡単にまとめましたので、ご覧ください。
デザインのテイスト一例
- 暖かみのあるデザイン
- スタイリッシュなデザイン
- 北欧風なデザイン
- 手書き風のデザイン
- レトロなデザイン
- ビンテージデザイン
レトロな看板を作るために使われる手法として、ホーロー看板やブリキ看板のように昔使われた手法を使うこともあります。
また、暖かみのあるデザインとして、木目調の素材を使ってデザインをすることもあります。
ビンテージデザインにするためには、鹿の首が飾ってあるようなデザインや黒っぽいアイアン、レンガを使ったりします。エッチングやロートアイアンでもテイストを作って行くことができます。
デザインのテイストは、お客様の要望とユーザーのイメージの間を埋めるものを作る必要があります。言葉で表現することは難しいところですが、極めて重要です。
次に、看板に使われる文字のデザインとしては次のようなものがあります。
文字でデザインする一例
- 切り文字
- チャンネル文字・箱文字
- ネオンサイン
切り文字は、アクリル、ステンレス、木で作られることがほとんどです。箱文字の中にLEDを入れるとバックチャンネルサインといわれる方式ができあがります。
逆に、LEDを前に持ってくるとフロントチャンネルサインになります。
どんな文字を使うかでイメージが全然違いますので、デザインの際にはかなり大きなテーマとなります。
特徴的なデザインの看板としては、次のようなものがあります。
有名な企業看板のデザイン
- キンチョールの看板
- きぬた歯科の看板
- コカコーラの看板
- かに道楽の看板
- オロナミンCの看板
- カルピスの看板
- ボンカレーの看板
- オロナインの看板
- カクイわたの看板
- コンビニの看板(セブンイレブン、ローソンなど)
ほとんど文字を見ただけでわかりますよね。きぬた歯科は、一部の方しかわからないかもしれませんが、こんな看板です。
業種別の看板価格の考え方
看板は、主に店舗系のビジネスに取り付けることが多いです。お店の場所をわかりやすく示したり、通行する人に存在をアピールする広告の役目を持っていたりもします。
店舗系ビジネスはさまざまな業態がありますが、弊社では主につぎのような業態の店舗の看板について、施工したり相談を受けたりしてきました。
- 居酒屋
- スナック
- コンビニ
- 整骨院、整体院、鍼灸院、カイロプラティックなどの治療院
- 不動産会社
- 飲食店
- クリニック
- 歯科医院
- 学習塾
- 建設業などの事務所
- 美容室、美容院、理容、床屋
- ガソリンスタンド
- ピアノ教室
- 喫茶店
- 薬局
- お寺
- 銭湯
- マッサージ店
まだまだ、さまざまな事例がありますが、これらがごく一部になります。いずれの業態においても、マーケティング技術を使った看板のデザインは、大きな集客効果をもたらすことが証明されています。
サイズによって大きく変わる看板費用
看板は、原材料が必要になるものですので、当たり前ですがサイズが大きくなるほど、高くなります。材料費が多く必要になるからです。
当然、設置する際の手間も、大きな看板になるほど、多くなるので、工賃も高くなります。
従って、基本的には素材や種類が同じであれば、看板のサイズ大きさに比例して、金額は高額になるといえます。
用途で考える看板の料金
また、看板を使う用途もいろいろとあります。すでに看板のさまざまな種類についてもお伝えしましたが、どういう用途で看板を使うかによって、利用される看板の種類が変わります。
看板が使われる用途としては、次のようなものがあります。
- テナントがどこに入居しているか示すもの
- ガソリンなどのように価格を掲示したり、価格表にしたり
- 会社やお店、店舗の名前を掲示する
- 選挙の候補者事務所や選挙カーに名前を掲載する
- 卒業式に使う
- 駐車場に掲載する
- 通行止めの掲示
- 街宣車に掲示
- 掲示版として使う
- 広告として使う大型看板
- バス停付近に表示する広告
- 道路を通行する車の目を引く広告
- 車に貼り付けるもの
- 電車、鉄道利用者に向けてのもの
- 非常口を示す看板
- 料金表としての役割
- 標識としての役割
- トラックに取り付けるもの
あくまでも、これらも一例ですが、少しマニアックな用途も含めて、看板の幅広さを知って頂きたくて、列挙してみました。
看板の価格を設置場所で考える
ここまでもお伝えしましたが、看板は設置する場所によっても、取り付け費用が大きく異なってきてトータルの金額が変わります。
上記のように、階段を看板代わりに利用する方法もありえます!
細かくはいろいろとありますが、設置場所を考える際には、以下のような場所に設置するケースが多いようです。
- ビルやお店の壁面に設置する場合
- 店舗の外装を看板にする
- 地面にポールや柱などを立てる場合
- A看板のように自立させる場合
- シャッターに手書きで書く場合
- 公園に設置するケース
- 自動販売機を看板として利用する
- 国道沿いや首都高などの高速道路などで設置する場合
- 電信柱・電柱
地域によっても変わって来ます。
- 東京
- 大阪
- 名古屋
- 福岡
- 仙台
- 札幌
- 沖縄
- 銀座
- 歌舞伎町
- 渋谷
- 韓国
などなどです。特にスクランブル交差点のような多くの人が行き交い、人の目に付くような場所に設置された看板は集客効果を発揮します。
看板の工事とメンテナンス・修理にかかる費用について
看板の設置工事もいろいろな要素があります。
- 基礎工事
- 支柱の設置工事
- 元あるものを取り外し撤去工事
- 蛍光灯交換費用
- LED電装交換費用
- 高所作業費
- 足場費用
新規設置、リニューアル時の工事から、メンテナンスの時に必要になるものなどを列挙しました。
また、看板はそんなにメンテナンスがいるものではありませんが、長くよい状態で使い続けて頂くためには、数年に一度点検することをオススメしています。
状況によっては部分的に修理、補修したり、大きく貼り替えすることが必要になるケースもあります。
メンテナンスが必要になるケース
長く運用していくとつぎのようなトラブルが起こるケースがあるので、定期的に点検するほうがよいのですが、その時によく見られる問題をまとめます。
- 看板の根元が錆びてくる
- ボルトが緩んで来るので締め直す
- 盤面が外れかけていることがある
- シートがめくれてくる
- 雨だれを清掃したり貼り替える
それぞれ職人が動きますので、どうしても経費は必要になってきます。価格は工事内容によって異なりますが、驚くほど高額になることはありません。
かなり丁寧に施工したとしても、屋外で雨ざらしになるものなので、どうしても劣化はしていきます。概ね10年~20年の間には、リニューアルが必要になります。
もっと積極的に集客効果を高める場合
看板の老朽化に対応するために10年~20年に一度は看板はリニューアルが必要です。しかし、もっと看板を集客効果を高めるために使いたい場合は、5年ごとに見直すことをオススメします。
なぜなら、看板は一定期間経つと風景の一部となってしまって、通行人の目を引く効果が低減してしまうからです。
定期的に看板を変えることで、注意を引き、集客効果を高めることができます。
その最適なスパンが5年に一度ということになります。
看板の処分費用について
古い看板を撤去し、処分するのにもコストがかかります。製作や取り付け同様、撤去処分費用は、どんな看板かによってかなり変わってきます。
老朽化した看板は、台風などの強風や地震などの時に落下等の恐れがあるため、非常に危険です。早めに撤去することが重要です。
処分費の目安としては、広告塔のスパンドレルの撤去で高所作業などが必要になると、20万円以上かかったり、タワーサインや野立て看板などの大がかりなものだと10~15万円くらいかかることもあります。
一方で、ガラス面のフィルム除去や、袖看板などは数万円、壁面看板なども数万円でできると思います。
もし、そのあとに別途看板を設置したい場合は、別途撤去業者を探すよりも、新しい看板を依頼する業者にお願いして、新設時に撤去してもらうようにすればOKです。
屋外広告(野立て看板、駅広告など)の価格について
屋外広告・野立て看板、駅広告の価格は、看板を設置する地代と看板の製作代を合算して月額で支払いをするケースが多いです。
多くが1年以上の多年度契約となり、月当たりは比較的安価に依頼することができます。安ければ月1万円くらいから取り組めるケースもあります。
屋外広告・野立て看板、駅広告を設置する場合は、設置場所の条件、人通りや車通りなどから効果をシミュレーションして設置するかどうかを検討するようにしましょう。
その他の屋外広告
その他の広告看板の例としては、次のようなものもあります。
- 電車広告
- バス広告
- タクシー広告
- 球場やスタジアムの広告
球場やスタジアムの中に設置する看板も高額になることが多いですが、テレビ中継などで目立つので人気です。特につぎのスタジアムは人気が高いようです。
- 東京ドーム
- 西武ドーム
- ナゴヤドーム
- ヤフオクドーム
- 横浜スタジアム
- 甲子園
- マツダスタジアム
- 京セラドーム
看板自体が広告の要素を持っていますが、これらの看板はより広告の側面が強いのでしっかりと効果を検証するようにしましょう。
社名変更の看板費用はいくら?
社名や店名、院の名前を変えたことに伴い、看板を変えたいと言われるケースはよくあります。この場合、どこまで看板を変えるかで金額が大きく変わってきます。
例えば、壁面看板を変えるだけでしたら、そんなに大きく費用はかからないかもしれません。しかし、変更に伴い、ロゴやイメージカラーなどが変わる場合などは、外観を全体的にリニューアルしなくてはいけなくなることもよくあります。
Before
After
変えたい度合い=かかる金額
当然、従前の印象を変えたい場合はより大きな変更をしなくてはいけませんし、大きくリニューアルする場合は、大きく経費がかかることになります。
変更する度合に比例して費用がかかるということになります。
当然、看板を変えることで「どういう結果を得たいのか」というところが最も重要になるのは間違いありません。
目的のセットアップが一番重要となります。
看板にかかる費用の科目はどう仕訳を計上する?
看板は、建物に取り付けるもので、建築物でもなく10万円以上することはざらにあり、消耗品計上できないことが多くあります。
また減価償却するか、一括で償却できるか、かなり大きなポイントになりますよね。
以下まとめてみましたので、ご参照ください。
基本的には、10万円未満でしたら消耗品になり一括で経費として計上OKです。
10万円以上の場合は、残念ながら他の科目に仕訳をして減価償却することになります。
建物に固定された看板 | 建物付属設備 |
屋外に設置された看板 | 構築物 |
簡易な看板 | 器具備品 |
看板の価格を正確に知るには
もし、看板の価格をもっと知りたい場合は、こちらのページをご覧ください。
弊社HPで具体的な金額も載せておりますので是非ご覧下さい。